漢方相談ビフォーアフターを紹介するコーナーです。
夜間に頻繁にトイレで目が覚め、日中は疲れやすかった80代の男性の方が、クスリのらくだで漢方相談後、症状が改善されました。
眠ったと思ったらトイレへ立つ、時計を見ると1時間とか、短いと思ったら15分とか一晩に10回位起きる、という状態で、2019年12月末ご相談にいらっしゃいました。
日中は疲れやすいと。他にもいろいろ症状があり通院中との事でした。
頻尿の原因は「腎」の弱りや食生活の乱れによる血管の汚れや硬化にある可能性が高いと考えて、この方の体質に合った漢方薬他を服用頂きました。
すると翌週の1月4日には、夜のトイレが3回に減り、1月16日の夜にはトイレで起きることもなく眠れたと大喜び。
その後は夜1回トイレに起きるとの事ですが、多い時は10回位、と仰ってた頃と比べるとかなりの変化ですね。
現在は良くなった状態を維持したい、さらなる改善をとの事で、漢方薬をご継続頂いております。
【頻尿は「腎」の衰え】
「腎」とは漢方で「水を司る」機能全般を言います。
西洋医学の「腎臓」とは意味合いが異なるのが面白い所です。
「腎」の働きの低下は、体が水分を溜めておく力の衰えに直結する為、この方の様にトイレの回数が増えてしまうといった症状で悩むことに。
こんな時は「腎」の働きを補う「補腎」の漢方薬が役立ちます。
頻尿や夜尿に適応のある漢方薬の多くは「腎」の働きを補う「補腎薬(ほじんやく)」です。
補腎薬は夜尿・頻尿だけでなく、不眠や健忘といった脳の働きの低下にも影響することが多いです。
身体の働きの衰えを「補う」漢方でケアする場合、早めの対処が早めの回復に繋がります。
身体のお悩み、お早めにご相談くださいね。
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